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〔Hot東京〕 郵政法案、あす参院採決で石川県選出2氏動く 採決直前まで説得継続 沓掛氏「まだ絶望的ではない」 岡田氏、地元に選挙準備指示も
北國新聞朝刊 2005/8/7付
郵政民営化関連法案の成立が困難な状況となる中、自民党森派の沓掛哲男、岡田直樹両参院議員が参院での採決に向けた党内のぎりぎりの調整で最前線に立った。六日夜、小泉純一郎首相に解散回避を求めながらも拒否された森喜朗前首相が「もうさじを投げた」と発言するなど事態は最終局面で混迷の度を増しているが、沓掛、岡田両氏は八日の本会議での採決直前まで反対派の説得を続ける構えだ。【9面に関連記事】
四日夜、都内のホテル。森喜朗前首相が派閥事務所で福田康夫前官房長官らと緊急協議し、法案成立による「解散回避」と「選挙準備」の両にらみを確認したちょうどそのころ、同じホテルの別室に参院森派の議員が期別に集まり、各派の投票分析を重ねていた。
「掛け値なしでどうなるか分からない。あとひと踏ん張りじゃない、もうふた踏ん張りだ」。沓掛氏は造反が予想される議員を名指しし”説得工作”をさらに強める必要があると指摘。この後、岡田氏ら若手も情勢分析に加わり、同派が結束して可決を目指すことをあらためて確認した。
だが、翌五日、状況はさらに悪化した。態度未定だった中曽根弘文元文相(参院亀井派)が反対を表明するなど「造反が否決ラインの十八票を上回る可能性が一気に強まった」(党関係者)。
これを受け、岡田氏らは同日夜、都内で再び対応を協議。しかし、有効な手立ては見つからず、席上、岡田氏が「説得に全力を尽くすが、個別の動きでは限界がある」として、古賀誠元幹事長に近い参院グループが賛成に回るよう、小泉純一郎首相が古賀氏に直接要請すべきだと提案すると、鈴木政二参院議員は「難しいと思うが、官邸に伝える」と短く答えた。
仮に、党執行部が「最悪のシナリオ」とする「法案否決―衆院解散―下野」となれば、次期内閣改造で入閣を狙う沓掛氏は「最後のチャンスがなくなる」。安倍晋三幹事長代理らとの関係を強め、党内での足場を固めてきた岡田氏にも影響が及ぶことは必至だ。
参院自民党の政審会長の立場にある沓掛氏は「まだ絶望的ではない。議場に入る直前まで説得を続ける」と話す。六日は都内にとどまった岡田氏は七日、地元入りし、特定局長らに法案への理解を求める一方、同日の自民党金沢支部総務会で選挙準備に入るよう役員に指示する考えである。重苦しい空気が漂う中、両氏は八日の最終決戦に臨む。
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