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2005総選挙・攻防 県都決戦、火花激しく 「ヒトラーのような政治手法」、民主・奥田氏 「改革断行へ必死で勝ち抜く」、自民・馳氏 「痛み押し付ける政策ばかり」、共産・佐藤氏

北國新聞夕刊 2005/8/17付

 旧盆明けの十七日午前、県都決戦の火花が激しく散った。衆院選石川1区に出馬する民主前職奥田建氏は県議市議との合同会議で必勝へ結束を確認。自民前職馳浩氏は連合後援会事務所開きで議席奪還へ気勢を上げた。自・民の二大政党対決を象徴するように、両陣営も郵政民営化や小泉政権をめぐって対抗心むき出しの舌戦を展開。共産新人佐藤正幸氏は街頭演説で支援を訴え、各陣営は三十日の公示へ戦いのボルテージを全開にした。
 「ヒトラーの政治思想を思い起こさせるような政治手法がはびこることは絶対に許せない。初心に帰った思いで頑張る」。新進石川の金沢市選出県議と市議会かなざわ議員会がホテル日航金沢で開いた合同会議で奥田氏は、麻理夫人を傍らに政権交代への決意を訴えた。
 金原博選挙事務長は「今度の選挙に勝たないと知事選や日本の政治の流れがおかしくなる。非常に不気味で油断はできない」と危機感をあおり、宇野邦夫選対本部長は「我々の勝利が県政、市政の安定に結びつく」と力説。井沢義武副事務長は「相手は比例がいらないと言っているが、信念がない」と馳氏に矛先を向けた。出席者はガンバロー三唱で議席死守を誓った。
 「郵政法案をめぐる民主党議員の対応は倫理を問われる。1区で必ず勝ち抜き、小さな政府を目指す改革を断行する」。安江町の連合後援会事務所開きで馳氏は、約三百人(陣営発表)を前に闘志をみなぎらせた。
 澁谷弘利連合後援会長、沓掛哲男参院議員、矢田富郎党県連幹事長、米田義三県議会議長に続き、公明党県本部副代表の南部康昭市議会議長が「民主党の郵政改革案は雇用も守れぬまやかしの政策」と批判。不破実市議の後、岡田直樹選対本部長は「馳氏は小泉首相と同様、信念を持った、ぶれない政治家だ」、下沢佳充事務長は「相手陣営の中核は民主ではないが、既得権益を守る点では民主と同じ」と切り捨てた。出席者はガンバロー三唱で雪辱を期した。
 一方、佐藤氏は市役所前などでマイクを握り、「これまでの小泉首相の構造改革は、国民に痛みを押し付ける政策ばかりだ」と小泉政権批判を展開。郵政民営化についても「国民にとって百害あって一利なし。既に国会で決着済みだ」と強調した。

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