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政策は郵政一本 小泉首相演説、公明党に最大限の配慮

北國新聞朝刊 2005/8/21付

 小泉純一郎首相は二十日、衆院選に向けた全国遊説をスタートさせたが、街頭演説では政策課題を郵政民営化一本に絞る徹底ぶりだった。「民営化の賛否を問う国民投票」との意識を定着させて、民主党の掲げる政権交代を争点から打ち消す戦略だが、首相の「郵政特化作戦」が九月十一日の投開票日まで勢いを保てる保証はない。
 演説に先立ち、遊説先の兵庫県で首相が真っ先に駆けつけたのは尼崎市にある冬柴鉄三公明党幹事長の事務所。自民党が事実上割れる選挙となっただけに、公明党との選挙協力も勝敗の鍵を握るのは間違いない。
 首相は公明党支持者を前に「冬柴さんは公明党だけでなく、国政の要だ。特に郵政民営化では最大の理解者であり、協力者だ」と持ち上げ、最大限の配慮を見せた。
 演説では郵政民営化について「難しく考える必要はない。大事なのは公務員を減らすことです」と訴える一方、「刺客作戦」への反発回避を計算に入れた発言も。小池百合子環境相が兵庫6区からの立候補を見送り、民営化反対派に対抗するため東京10区から出馬することに触れ「小池さんは兵庫や東京だけではなく、国政全体を考えている」と理解を求めた。

●岡田議員が随行
 全国遊説には、党遊説局次長の岡田直樹参院議員が随行した。小泉首相の”露払い役”としてマイクを握り、「殺されてもいいから改革を成し遂げるという、強い信念を持ったリーダーだ」とアピールに努めた。

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