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輪島市、対立から協調へ 石川県議補選 宮地氏「古里のため粉骨砕身」

北國新聞朝刊 2005/9/24付

 二十三日告示の県議選輪島市選挙区補選での自民新人宮地治氏の無投票当選は、奥能登の拠点都市輪島で長らく続いてきた政治的な対立構図が衆院選を機に変化し、協調に向けた兆しが確実に芽生えてきたことを印象付けた。祝勝会場では三十年近く市を二分する形で競ってきた北村茂男代議士と宮地氏の父義雄氏が、がっちりと握手。衆院選に引き続き北村、宮地両氏系の支持一本化で導かれた無競争での新県議誕生に支持者は沸き、安堵(あんど)の表情ものぞかせた。【1面に本記】

●北村氏、義雄氏と握手
 午後五時過ぎ、祝勝会場となった輪島市河井町の円竜寺は、市議会会派「輪生会」代表の田中秀男選対本部長が宮地氏の無投票当選を報告すると、詰め掛けた支持者約五百人(陣営発表)の拍手と熱気で包まれた。
 北村氏と激戦を繰り広げた前回県議選の初陣から二年半。橋本重勝市議会議長の発声で万歳を三唱すると宮地氏は支持者に何度も頭を下げ、「皆さんの古里輪島、奥能登の活性化のため粉骨砕身頑張る」と力強く決意を語った。
 宮地氏に県議会の議席を託す形となった北村氏は「宮地県議の誕生は輪島にとって明るい一つの光を見出すことができた結果だ。力を合わせていきたい」と連携の姿勢を強調した。能登地区選出の自民県議も祝福に駆け付け、自民党県連の矢田富郎幹事長、稲村建男総務会長があいさつ。谷本正憲知事から祝福の電話も入った。
 輪島市は来年二月の門前町との合併に伴う新「輪島市」の市長選が控えている。既に出馬への意欲を示している梶文秋輪島市長は「宮地県議と国政の北村先生が縦に一直線に並んで、地域のために頑張ってほしい」と北村、宮地両氏系の協調に期待をにじませるように語った。
 里谷光弘輪島商工会議所会頭の激励に続き、北村氏系の市議会会派「市政会」の中山勝代表は今回の補選が「輪島市が一本化するスタート台になる」と宣言。支持者ら全員で乾杯した。
 この日朝、輪島市河井町の重蔵神社で行われた必勝祈願祭・出陣式には支持者約千二百人(陣営発表)が出席。沓掛哲男参院議員は「北村代議士、宮地県議、梶市長、市民が力を合わせてほしい」、岡田直樹参院議員は「本当にすっきりした、いい形になった」などとそれぞれ述べ、宮地氏を激励した。

●4日の採決に参加
 宮地氏は来月四日の県議会九月定例会最終日に自民会派の一員として採決などに臨む。議会事務局によると、会期中に現員が一増となるのは初めてという。

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