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和戦両様の構え 今秋の金沢市長選で自民党金沢支部・県市議員会 6月議会、山出氏の意思確認し協議 ”馳氏出馬”には慎重論多く
北國新聞朝刊 2006/6/12付
自民党金沢支部の県市議員会は十一日、金沢市の金沢エクセルホテル東急で開かれ、十一月に予定される金沢市長選対応について、市議会六月定例会で現職の山出保氏に五選出馬の意思の有無や、四期十六年の自己評価、多選に対する認識などをただした上で、独自候補擁立を含め、さまざまな選択肢を検討することで一致した。六月定例会で山出氏の出馬意欲の表明が確実視される中、自民は当面、和戦両様の構えをとることになる。
市長選をめぐっては、県連会長の馳浩代議士が七日、森喜朗前首相らとの懇談で自らの出馬の可能性にも言及したが、この日の会合で馳氏は「(森氏が)かいつまんだ話だけ記者にしたので戸惑っている」とし、市長選でタブーなき議論をする中で、国会議員や県議、市議も候補になりうると説明したという。会合後、会見した支部長の岡田直樹参院議員によると、”馳氏出馬”に関して出席者から「市長になるためにこれまで応援してきたのではない」「あくまで国政で頑張ってほしい」などと自重を求める意見が多かった。
会見で岡田氏は、地方分権で首長の権限が大きくなる中、多選に対する世論は従来より厳しく、政党として問題提起する必要があると説明。現時点で市議会会派の自民金沢に対し、山出氏から五選に関する打診はないとし、「山出氏が次に何をやりたいのか、多選をどう受け止めているかを聞き、四期十六年の実績も検証し、予断を持たずに議論して対応を決める」と語った。山出氏の五選に関し、会合では「世代交代が必要だ」、「一般的に五選は長いが、人物次第だ」との両論が出たという。
●8―9月までに結論
結論を出す時期について岡田氏は「予測がつかない」と明言を避けたが、出席者からは「早急に決めるべきだ」、「八月から九月がタイムリミット」などの声が上がった。党として一致結束して臨むことも確認した。
県市議員会で市長選対応を協議するのは初めて。馳、岡田両氏と市選出の県議五氏、市議十四氏が出席し、全員が意見を述べた。
市長選をめぐっては、市政与党会派のうち、自民をのぞく、かなざわ、公明、社民が山出氏の五選出馬に賛成する立場から、二十一日の六月定例会一般質問で山出氏の意思を問う方針。共産などで組織する「市民本位の金沢市政をつくる会」は独自候補擁立作業を進めている。
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