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〔Hot東京〕 身内の争い回避を期待 石川県選出の森派5氏 通常国会、きょう審議終了 自民党総裁選レース本格化へ 森氏、無関心装うが
北國新聞朝刊 2006/6/16付
十八日が会期末となる通常国会は十六日の衆参両院の本会議で審議を終え、九月の自民党総裁選に向けた党内のせめぎ合いが一気に本格化する。安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官の森派対決を予想する向きが多い中、森派の県選出国会議員五氏は派内の候補一本化に期待を強める。身内の争いを回避して派閥の結束を保つことが、森派会長の森喜朗前首相の影響力維持につながるとの思いもあるようだ。
十五日昼、都内で開かれた今国会最後の森派総会。「派閥会長の森氏が総裁選に関して何か話すのでは」とせんさくする向きもあったが、森氏の口から総裁選の話題は一切出なかったという。
森氏はかねて、国会閉会まで総裁選の発言を自重するよう派閥議員に求めてきた。しかし、会場を出た馳氏は閉会を待ちかねたように安倍氏支持に傾いている胸の内をのぞかせた。「安倍さんは国政を担う使命感と覚悟を持っている人だ」。
一方で「福田さんが出馬を表明すれば、状況を見てもう一度考え直さなければいけない」とも語った。福田氏に配慮する言葉の端々に、森派として総裁候補を安倍氏に一本化してほしいとの思いもにじんだ。
岡田直樹参院議員は「収まるところに収まると期待している」と言葉を選ぶ。安倍氏に近い立場とされ、事実上の安倍氏支持グループと目される「再チャレンジ支援議連」にも出席しているが、「候補者が出そろうまで動かない」と慎重な姿勢を崩さない。
「森派から(総裁選に)出た人を支える。二人に出られたら泣くしかない」(沓掛哲男国家公安委員長・防災・有事法制担当相)。「わたしはフリーハンド。どちらにも等間隔だと思っている」(北村茂男代議士)。森派対決となった場合、安倍、福田両氏のどちらを支持すべきか決めかねる議員も少なくなく、森氏ら派閥幹部の調整を見極めようとする空気も漂う。
その森氏ら森派幹部は十四日夜、都内のホテルで総裁選対応を協議。派内で安倍氏を支持する声が大勢を占めていることを確認した上で、派閥候補の一本化が望ましいとの考えで一致したという。
十五日夕、議連の会合に出席するため党本部に姿を見せた森氏は総裁選について問われ「さあどうかね。国会が終わったらみんな外遊に行くじゃん」と素っ気なかった。総裁選のキーマンである森氏のこの一言は、果たして努めて無関心を装っているだけなのか、それとも派内で一本化できるとの余裕の表れか。
●派閥の対応見て 瓦氏
一方、丹羽・古賀派の瓦力代議士は「派閥の意見がまとまってから対応を決める」と当面は静観する考えを強調した。
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