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自民党金沢支部、市長選で山出氏推薦へ 「市政協議会」設置で合意 金大工学部跡地で山出氏「美大と交換検討」 県市議員会
北國新聞朝刊 2006/8/31付
自民党金沢支部(支部長・岡田直樹参院議員)の県市議員会は三十日、今秋の金沢市長選に出馬表明した現職山出保氏から政策や政治姿勢などを聴取した。席上、山出氏は支部と市による「金沢市政協議会」(仮称)設置などを了承。議員団は政権与党の自民と密接に連携した市政推進の姿勢などが確認できたとして、山出氏を推薦することで一致した。三十一日の支部役員会で正式決定する予定であり、山出氏は共産を除くオール与党の支援を得られる見通しとなった。
金沢市の金沢エクセルホテル東急で開かれた県市議員会には、岡田氏と市選出県議五氏、市議十二氏が出席。冒頭、山出氏が五選出馬への支持と理解を求めた。
●職員と車座集会も
岡田氏によると、席上、支部側が自民党国会議員や市選出県議、市議との間で年二回程度の「市政協議会」開催を求め、山出氏は「話し合いの機会を増やしてもらえるのはありがたい」と同意。自民内から指摘のあった「多選の弊害」をめぐっては、山出氏から職員との「車座集会」(仮称)を開くなど十分な意思疎通に努める考えが示された。
今後の政策課題では、金大工学部跡地利用について、支部側がかねて森喜朗前首相が唱えてきた金沢美大敷地との交換案を提示したのに対し、山出氏は「真剣に検討し、前進させる時期に来た」と答え、交換案を含めて本格的な議論に入る意向を示したという。さらに、岡田氏が求めた朝鮮総連関連施設への固定資産税減免措置の見直しについて、山出氏は「使用の実態を厳正に調査し、地域住民の利用実態がなければ撤廃する」とした。
会見で岡田氏は、山出氏が再三、偏りのない公平公正な市政を挙げ、市政への自民党の協力、支援の実績についても高い評価と謝辞を述べたとした上で、「自民と一体となった市政推進の重要性で合致できた」と説明。市長選対応の議論に時間をかけたことについては「山出氏も選択肢の一人として議論してきたが、問題提起することで山出氏の姿勢も確認できた」との認識を示した。一方、山出氏は会合後、「いろいろな意見を聞き、自分の考えも述べ、十分な話し合いができたと思う」と話した。
市長選をめぐっては、共産党などでつくる「市民本位の金沢市政をつくる会」が独自候補擁立を目指している。
●「結論は尊重する」 馳氏
自民党金沢支部の県市議員会が山出氏推薦で一致したことについて、県連会長の馳浩代議士は三十日夜、「報告はまだ聞いていないが、長い長い議論の一つの結論だろうから、尊重すべきだと思う」と語った。馳氏は昨年末から「多選批判」を展開し、一時は独自候補が擁立できなければ、自ら出馬する可能性に言及したこともあったが、この日は「組織の結論は重く、尊重する」と重ねて述べた。
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