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世界遺産で谷本石川県知事、「着実に取り組む」 県教委見直し、森氏「なくした方がいい」 都内で県政懇談会

北國新聞朝刊 2006/12/1付

 谷本正憲知事は三十日、都内のホテルで開かれた県政懇談会で世界文化遺産の候補として県内から「城下町金沢の文化遺産群と文化的景観」「霊峰白山の山麓(さんろく)と文化的景観」を文化庁に提案したことについて「市や関係団体と連携し着実に取り組む」と登録実現に意欲を示し、県選出国会議員に協力を要請した。
  いじめ・未履修問題などを受け、岡田直樹参院議員は、教育委員会制度の見直しに対する執行部側の見解をただした。谷本知事は「時間をかけた議論が必要だ」と述べるにとどめたが、教委の中立性について「首長の権限から離れているのか。形骸化している今の形のままなら、なくした方がいい」と迫る森氏の言葉に、谷本知事が黙り込む場面もあった。
  馳浩代議士は、国の食育推進基本計画で導入された栄養教諭の配置が進んでいないと指摘。森氏も「国が作った法律を県が無視するケースが多い」とし、教諭資格を持つ県内七十五人の栄養職員を、計画的に教諭に転換させるよう求めた。中西吉明教育長は「県内十市の配置に向けどういう計画で進めるか、採用計画も検討したい」とした。
  県庁跡地の利活用策について、森氏は県庁旧本庁舎南ブロック(前面部分)の保存に反対しているわけではないと断った上で「北側部分をガラス張りにして美しい金沢を残すことになるのか」と指摘。三階部分を「大学コンソーシアム石川」の拠点とする骨子案には「学生が集まるのもにぎわいの一つだ」と述べた。
  北村茂男代議士は七尾港の整備促進や能登空港のダイヤ改善の必要性を強調した。沓掛哲男参院議員は、災害時の障害者避難施設を能登、加賀に一カ所ずつ設置するよう求めたほか、ドクターヘリの配置や新幹線開業を見据えた二次交通の拡充が必要だとした。瓦力代議士は欠席した。

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