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夏の陣へ、石川県関係国会議員(5) 岡田直樹氏(参院1期) 山出氏、自民色強まるはず 金沢市議選、組織フル回転が奏功 参院選「地道に歩くだけ」 新憲法へこれから修羅場
北國新聞朝刊 2007/5/4付
―統一地方選を振り返って、県議選では県都の議席を減らしたが、金沢市議選は伸ばした。
金沢の県議選は守りの選挙だったが、市議選は攻めの選挙で完勝に近い圧勝と言える。今回の統一地方選の天王山は金沢市議選だった。昨年秋の金沢市長選で山出(保)市長を推すと決めた時点で、ターゲットを市議選に絞って準備を進めてきたんですよ。すべての人材を集中させ、なんとしても真の第一会派になろうとやってきた。
―自民党金沢支部長として、具体的にどんなてこ入れをしたのか。
これまでの選挙は各候補が校下、地域を地盤にし、めいめいが戦う形だった。今回は金沢支部の校下部会やわたしと馳(浩代議士)さんの企業後援会に支援をお願いしたり、県看護連盟から候補を擁立したり、組織的なことをやってみた。一昨年の総選挙で馳さんが勝ったときに匹敵する会心の勝利だと思う。
―これからガッチリと主流派を形成するには公明党との連携も必要だ。
それは誰が考えても大事だ。国政では連立与党を組んでいるし、県議会でも連携している。市議会だけ崩れているのは遺憾な状態なので、市議団同士でよく話をして握手をしてほしい。
―そうなれば山出市長のスタンスも変わらざるを得ないのではないか。
市議選前から自民党金沢支部との市政協議会を開く中で、(山出氏は)党の提言に前向きになってきた。自民党の十八議席獲得で、その傾向はさらに強まると思う。われわれも市長選では応援した立場なので支えるべきところは支え、おかしいところはただしていく。
―県議選では一部で国会議員の責任論もくすぶっている。
馳さんとわたしに金沢で一人ずつ擁立しろという話もあったが、それは次回だと考えている。金沢は一九九三(平成五)年に自民党が分裂し、一時は火が消えたような状態だったが、県議会でも金沢の自民県議が要職に就くようになり、盛り返してきた。四年後は必ず議席を増やす。
―参院選も市議選の勢いでいきたいところだが、県選挙区では民主党の候補擁立が遅れている。
相手の態勢が整っていないのだから、(自民党公認候補の)矢田(富郎)さんは、わが道をいき、地道に歩けば、その分だけ浸透できる。政治経歴の短い身で生意気を言うつもりはないが、もう県議のバッジも外したのだから、新人の気持ちでがむしゃらにやっていただきたい。
―県議会では自民と新進石川の連携が崩れた。参院選への臨み方は変わってくるか。
さほど変わらないと思う。新進石川の支持層イコール民主党支持ではないだろうし、わが方は幅広く訴えていくだけだ。
―六月に県連会長人事がある。森喜朗元首相、馳県連会長は岡田氏が望ましいと言っている。
人選は国会議員、県連三役でよく相談して決めるべきことであり、独断では何も言えない。
―先月二十四日に自民党が開いた「新憲法制定推進の集い」では、安倍晋三首相や森、中曽根康弘両元首相らとともに登壇し、司会を務めた。
ちょっとやそっとじゃ踏める舞台でなく、不思議な気持ちだった。参院選に出馬するときの公約のトップが憲法改正だった。そして新憲法草案の起草委員となり、前文の小委員会事務局長として、中曽根委員長、安倍委員長代理と三人で議論し、下書きや調整をさせてもらった。最初の三年で一生残る財産を得たような感慨がある。
―間もなく任期の折り返しを迎える。次の三年間をどう描いているか。
国政ではライフワークとして憲法問題に取り組んでいきたい。容易な仕事じゃないし、これからもっと修羅場をくぐらないといけないだろう。今後は(今秋にも衆参両院に新設される)憲法審査会が日本の国の枠組みを議論することになる。自民党の中の議論の先頭に立ち、民主党や公明党とも交渉をしていきたい。地元に関しては、中央との格差は広がっていると感じるので、その是正に全力を挙げたい。それと同時に、この三年間で必ず訪れる衆院選に勝ち抜くことは当然の目標だ。
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