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自民党石川県連、総裁選で党員投票 ドント式で「持ち票」3票配分 県議26氏、15氏が福田氏支持明言
北國新聞朝刊 2007/9/18付
福田康夫元官房長官、麻生太郎幹事長の一騎打ちとなった自民党総裁選で、同党県連は十七日、党員・党友による投票(予備選)を行うことを決めた。両氏の得票に応じて、ドント方式で県連の「持ち票」三票を配分する。国会議員レベルで福田氏が圧倒的優位となる中、同党県議二十六氏では、現時点で十五氏が福田氏支持を明言しており、県内でも形勢は福田氏が優勢のよう。支持する理由としては「安定感」を挙げる声が多かった。
県議の支持動向は、福田氏以外では「未定」が七氏で、麻生氏の名を挙げた人はいなかった。
福田氏を選んだ十五氏に理由を尋ねると、七氏が「今の政局を乗り切るには安心、安定感がある人がいい」(藤井義弘氏)などと回答。安倍晋三首相の突然の退陣表明を受け、森、小泉両内閣の官房長官として手堅い手腕を発揮した福田氏に、政治への信頼回復や安定した国政運営を期待しているようだ。
また、「福田氏は地方に目を向けてくれそう」(和田内幸三氏)という意見もあり、地方重視の姿勢を判断材料とする声は「未定」とした七氏の間からも聞かれた。「反省点を政策的に直してもらえる」(作野広昭氏)などと参院選惨敗後の巻き返しを福田氏に託したいとする回答のほか、国会議員レベルで福田氏が優位に立ち、県関係の自民国会議員五氏も福田氏支持を打ち出していることから「世の中の大勢は福田氏だ」(中川石雄氏)、「森喜朗元首相の意向に沿いたい」(宮元陸氏)などの意見もあった。
「未定」の七氏は、「政策をよく聞いて判断する」「地元の意見も聞きたい」などとし、「次期衆院選を控え、元気のない人はだめだ」と、“選挙の顔”にふさわしい人を求める回答もあった。
●有権者数は約3万5000人 得票、3分の2以上で総取り
十七日に金沢市の金沢エクセルホテル東急で開かれた自民党県連役員会、職域支部や地域支部の支部長・幹事長と県議団の合同会議では、「できるだけ党員の意向を反映し、開かれた総裁選とする」(米田義三県連幹事長)ため、党員・党友投票を行うことを了承。同日付で向出勉県議員協議会長を委員長とする選挙管理委員会を設置し、投票用紙を発送した。投票は二十一日の消印有効とし、二十二日に開票する。ただし、両候補の得票や県連の三票の配分は、二十三日の総裁選投票が終わるまで公表しない。
県連によると、有権者は二〇〇六年度の党員・党友三万四千百八十二人のほか、より多くの人に参加意識を持ってもらうため、今年度新規に入党した二百十六人や、すでに支部段階で入党を申し込んでいる人も加えることとし、最終的には計三万五千人程度になる見通しという。
ドント方式では二候補の得票に応じて三票を配分するが、一位の候補が有効投票の三分の二以上を獲得した場合は、三票とも総取りすることになる。投票率が100%で、すべて有効と仮定すると、二位の候補の得票が三分の一の一万千六百六十六票に届くか否かが分岐点。昨年九月の前回総裁選並みの投票率62・48%と想定すると、投票総数は二万千八百六十八票となり、二位が七千二百八十九票以上を獲得できるかが分かれ目となる。
三候補が争った前回総裁選では、党員・党友投票の結果、県連の持ち票八票のうち安倍氏が七票、麻生氏が一票を獲得している。
合同会議の席上、岡田直樹県連会長は安倍首相の退陣表明に「大きな期待を背負っていた若い総理だけに残念。閣僚だけでなく自民国会議員も大なり小なり責任を感じており、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べた。その上で、「自民党はたたかれてばかりだったが、福田、麻生両氏が政策論争を戦わせることが、新たな一歩を踏み出すことになる」と強調し、総裁選を契機とした自民党の支持回復へ期待もにじませた。森元首相は安倍首相の辞任の経緯などを説明し、馳浩、北村茂男両代議士も出席した。
委員長を除く選挙管理委員は次の各氏。
藤井義弘、米田昭夫、作野広昭、宮元陸
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