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〔Hot東京〕 終盤国会、参院地元組も過熱 岡田氏、議運理事会で小沢訪中批判 一川氏、農林水産委員会で与党を攻撃

北國新聞朝刊 2007/12/9付

 臨時国会が終盤を迎え、与野党が逆転した参院で地元組の緊張感も高まっている。最大の焦点となっている新テロ対策特別措置法案が実質審議入りし、会期の再延長も視野に攻防が過熱。自民党の岡田直樹氏は議院運営委員会で少数与党の前線に立ち、民主党の一川保夫氏も与党・政府への攻撃を強めている。
 四日の参院議運理事会。岡田理事が民主側に激しく詰め寄った。「国会も大詰めの今、参院議員が二十四人も訪中するのは職場放棄ではないか。特に対テロ新法を審議中の外交防衛(委員)が四人もいる。あまりにもふまじめだ」
 理事会では小沢一郎代表が率いる民主党訪中団について協議したが、岡田氏らは「とても了承できない」と反発。今後、閣僚ら政府関係者の海外出張にも民主側が配慮することを条件に決着したのは出発前日の五日夕方だった。
 参院では議長と議運委員長を第一党の民主が占め、相次いで独自法案を提出する「法案の嵐作戦」を展開する。その法案の扱いを決めるのも議運で、自民は世耕弘成筆頭理事と岡田氏が前線に立つ。数で上回る民主とは「連日連夜、ケンカと修復の繰り返し」という。また岡田氏は自民参院の国対副委員長を兼任。議運と国対のつなぎ役も務め、国会に張り付きの状態となっている。
 党内では「若手の有望株」として世耕、岡田両氏を議運理事会に送り込んだとの見方がもっぱらだ。対テロ新法案をめぐり国会がさらに緊迫するのは必至で、岡田氏にとっても、ぎりぎりの交渉を求められる重要局面が続くとみられる。

 「参院は与野党が逆転している現実があるが、選挙結果をしっかりと受け止め、農業政策に生かす姿勢が見えない」
 六日の参院農林水産委員会。一川氏は若林正俊農相に農業政策の見直しを繰り返し迫った。農政には自民党長期政権の「弊害が残る」と政権交代の必要性を訴え、対決姿勢をにじませた。
 一川氏は対テロ新法案や「小沢訪中団」についても強気だ。「米国のアフガニスタンに対する戦争に日本が(自衛隊を)派遣までしてかかわる必要はない。政府が中身を変えなければ否決。首相の態度いかんだ」と強調。訪中団への批判にも「(安倍晋三前首相の退陣で)勝手に政治空白をつくり、国会を延長した自民党が悪い」と全く意に介さない。参院災害対策委員長としては十二日に気象庁の視察も企画するなど精力的に動き、存在感をアピールしている。
 先行きが不透明な「ねじれ国会」の会期末は十五日。解散総選挙もにらんだ与野党の駆け引きが激しくなる中で、岡田、一川両氏の出番も増えてきそうだ。

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