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日銀総裁人事、参院で政府案否決 森氏「言語道断」と民主批判 一川氏「再提示でも不同意」 岡田氏「横暴極まりない」
北國新聞朝刊 2008/3/13付
次期日銀総裁人事をめぐり、参院が十二日の本会議で武藤敏郎副総裁を昇格させる政府案を否決したことを受け、自民党の森喜朗元首相は「日銀総裁人事を政治に絡めて考えるのは言語道断だ」と述べ、不同意とした民主党の対応を批判した。一方、民主党の一川保夫参院議員は「(武藤総裁案が)再提示されても同意できない」と政府、与党を牽制(けんせい)した。
森氏はこの日、硫黄島で開かれた日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式などに出席後、北國新聞社の取材に応じ「(日銀総裁人事は)政治や国会でのやりとりとは関係ない。この国には健全な民主主義が育たないのかという思いだ」と語った。また、日銀総裁が空席となる可能性があることに関しては「民主党が考えることだ」と強調した。
自民党県連会長の岡田直樹参院議員は「民主党は横暴極まりない。個人的には武藤総裁案を再提示して、世論に訴えかけるのが筋だと思う」と述べた。岡田氏は本会議で否決を受けて拍手する民主党議員らに対し、「武藤さんのような立派な人物を葬り去って何がうれしいんだ」とやじを飛ばす場面もあった。
武藤氏の昇格に反対票を投じた民主党県連代表の一川氏は「武藤氏は財務省のシンボル的な存在だ。国際経済を含めた金融の能力も疑わしい」と指摘。さらに「与党がどれだけ歩み寄りを見せるかだが、(空席となれば)人事案の提示が遅かった政府に責任がある」と語気を強めた。
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