2004年12月16-17日 拉致問題で新潟を視察
岡田直樹は十二月十六、十七の両日、参議院北朝鮮拉致問題特別委員会の一員として、新潟市を視察した。横田めぐみさんが拉致された現場や北朝鮮の万景峰号が入港する岸壁を自分の目で確かめ、拉致問題解決の決意を新たにした。
新潟視察の際、泉田裕彦知事、救う会全国協議会の佐藤勝巳会長らと会い、意見交換した。
四十二歳の若い泉田知事は、なかなか気骨がある。万景峰号は「将軍様をたたえる歌」をガンガン鳴らしながら新潟港に入ってきたが、泉田知事は大きな音を出さないことを入港の条件に挙げ、さる十二月一日は静かな入港となった。ささやかな抵抗だが、北朝鮮には毅然とした姿勢を示す必要があることを立証した形だ。
佐藤会長は、北朝鮮に対する経済制裁は不可避だが、横田めぐみさんらの生存を前提とすれば、人質を握られているようなものであり、最初から厳しい制裁を行なうのは危険という立場。まずは万景峰号で北朝鮮に運ばれる高級な食肉や果物などゼイタク品からストップしてはどうかと言う。同感である。それなら北朝鮮の一般国民の生活に影響が出ず、指導者に心理的なダメージを与えることができる。
新潟県警の担当者と視察した横田めぐみさんの拉致現場は、海に近い閑静な住宅地。こんな平和な街から十三歳の女子中学生をさらい、「遺骨」と称して真っ赤なニセモノを渡した北朝鮮に対して、ふつふつと怒りがこみ上げてくる。 (岡田直樹記)
[写真:海浜に臨む拉致現場付近にて(上)/万景峰92号が頻繁に現れる新潟港にて(下) ]
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