2005/5/10 靖国参拝、総理談話示せ 内外に情理尽くした説明を
外交防衛委で白熱の質疑 外相答弁「総理と相談」
中国側から依然として反日デモ謝罪の言葉が聞かれず、かえって総理の靖国神社参拝の中止を求めてくる緊迫した空気の中で、5月10日、参院外交防衛委員会が開かれ、岡田直樹は連休明けの先陣を切って質疑に立ちました。
岡田直樹は、鎮静化に向かった反日デモについて町村信孝外相らの外交努力を多としながらも、「中国政府は自ら火種をまいて、消すというマッチポンプの印象をぬぐえない」と指摘し、責任追及を続けるよう外相に求めました。また「中国はまだ人治国家で、法治国家になりきれていない」として、邦人の損害賠償の支援に政府が全力を挙げる必要性を強調しました。
中国首脳が再三、横槍を入れてくる小泉純一郎総理の靖国参拝について、岡田直樹は「中国に言われて止めるべきではない」とする一方で、「日中、日韓の間で未来永劫、障害になってはならない」と述べました。その上で戦後六十年を機に、総理が慰霊と平和祈念のために靖国参拝することを、情理を尽くした総理談話で内外に説明すべきであると提案しました。
町村外相は小泉総理がこれまでも逐次答弁してきた経緯を述べながら、総理談話の発表について「総理と相談してみる」と応じました。
このほか、「(韓国外相が提案したという)日中韓3カ国の歴史共同研究は、日本が中韓に挟み撃ちにされ、冷静な論議にならない」と指摘した岡田直樹に対し、町村外相も3カ国のテーブルにつく意思のないことを明言しました。
また、岡田直樹は、モスクワで開かれたロシア政府主催の対独戦勝60周年式典に小泉総理が出席したことに関して、旧ソ連の軍事行動の容認につながり、北方領土返還交渉に与える影響を懸念し、「日本外交は中国、韓国に比べて歴史に無頓着なのではないか」と述べました。
[写真:外交防衛委員会の様子(上下とも) ]
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