166-参-本会議-38号 2007年06月20日
○岡田直樹君 私は、自由民主党、公明党を代表して、ただいま議題となりました決議案に対し、簡潔に、しかし断固として反対の討論を行います。
イラク人道復興支援活動は、フセイン軍事独裁政権が打倒された後、イラク国民による自主的な国家再建の努力を支援する国際社会の取組に対し、我が国として主体的、積極的に寄与する重要な活動であります。
イラクは今なお復興の途上にあり、国連やイラク政府も我が国に支援活動の継続を要請しております。こうした事実にかんがみ、本年七月三十一日に期限を迎えるイラク特措法を二年間延長する一部改正は、日本が国際社会に名誉ある地位を占め、世界の平和と自由を確保するためにも必要不可欠な措置と信じます。
この重要法案を受けて、田浦委員長は慎重かつ充実した審議に尽力をされました。もとより、田浦委員長は、党派に偏らず、とりわけ野党の意見を十二分に尊重する政治家であります。特に、外交、防衛は、党利党略を離れ、何よりも国家国民の利益を最優先すべきとの信念に基づき、常に公正円満な委員会運営を旨とされてきたのであります。
今国会において、駐留軍再編特措法案あるいは防衛省設置法及び自衛隊法一部改正案などをめぐり、与野党が時に激論を闘わせながらも審議を尽くして整然と採決に至ったことは、田浦委員長の功績によるところが大きいと信じます。イラク特措法改正案に関しても、五月三十一日、委員会で趣旨説明を聴取し、六月五日の質疑開始から昨日十九日の質疑終局まで丁寧な手順を踏んで必要十分な審議が行われたのであります。
ところが、昨日、質疑終局に及んで、外交防衛委員以外の野党議員までが多数、傍聴席を離れて委員長席に押し寄せ、田浦委員長を取り囲んで発言を遮ったことは、明らかな議事妨害であり、極めて遺憾であります。
これまで、良識の府を標榜してきた参議院として、正常な委員会運営の下、与野党間で審議を積み重ねるその姿勢を終始一貫、貫いてまいりました。(発言する者あり)
○議長(扇千景君) 静粛に願います。
○岡田直樹君(続) 国益を左右する外交防衛の重要法案、イラク支援特別措置法の審議の最終局面においての野党の諸君の態度はあくまでも採決拒否であり、一方的な議事妨害は甚だ残念であります。この採決拒否が参議院選挙を前にした野党の諸君のパフォーマンスであるならば、これは国民を愚弄すること甚だしいと言わざるを得ません。
このような状況にもかかわらず、田浦委員長は冷静沈着、採決は適正に行われました。今期をもって議員を勇退される田浦委員長が国会における有終の美を飾られたことを確信し、最後までその任を全うされんことを望みます。
外交防衛委員会の議事妨害を棚に上げ、同委員長解任決議案を提出したことは、野党の諸君にとって恥の上塗りであります。不見識な議事妨害が再び行われないことを強く希望し、全く理由のない委員長解任決議案に強く絶対反対を表明して、私の討論を終わります。(拍手)
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